覚えておこう、別居のメリットと期間

なんのために別居するのか

bekkyomerito
別居には大きく分けて二つの目的が挙げられます。夫婦関係修復のための別居離婚に向けての別居です。前者は浮気をした相手に反省を促すことなどを目的とし、後者は離婚の合意や条件について距離を置きながら話し合うことを目的としています。

別居をしたからといって必ずしもその先に離婚が待っているというわけではなく、夫婦関係を改善するための別居もあるということを認識しておきましょう。

夫婦関係修復のための別居のメリット

相手を改心させるための、いわばショック療法というやつです。浮気をしたり、夫婦関係をほったらかしにする相手に対して反省を促すことができます。問題点が明確な場合に有効で、相手が反省すれば夫婦関係の修復へと繋がります。

離婚に向けての別居のメリット

相手と顔を合わせるのが嫌だからといってすぐに離婚するのは得策とは言えません。離婚したあとの事まで考えると話し合いが長期に渡ることもあります。別居をすることで毎日顔を合わさないですむため話し合いをスムーズに進められます。

期間と目的の関係

目的によって適切な別居期間も変わってきます。「相手を驚かすつもりがいつのまにか離婚をすることになっていた」なんてことがないように別居の期間は慎重に考えましょう。

短期的な別居

別居というよりは数日間の家出と考えます。相手が自分の過ちを棚に上げて逆切れをしてきた時、大切な約束を破ったときなどに、黙って出ていくぐらいで十分です。相手が心配して謝罪してきたら家にもど戻ってあげましょう。

しかし、確実に相手が悪い状況じゃないと夫婦関係が余計に悪化してしまうので注意してください。感情的にならずどっちが悪いかを整理して、ハッキリしない場合は別居ではなく話し合いで解決する方向に持っていきましょう。

中期的な別居(1ヵ月ほど)

夫婦関係の修復や改善を目的とする場合の目安となる期間です。必要であれば2ヵ月、3ヵ月と増やしてもいいでしょう。

別居は話し合いで決めても良いですし、置手紙などを残して家を出るのも良いです。「しばらく頭を冷やしたい」「夫婦関係をやりなおしたい」など自分の希望を伝えることは忘れずに。間違っても、「二度と顔を見たくない」などと怒らせるようなことは伝えないでください。火に油を注ぐ結果となります。

離婚をするつもりがない場合でも別居期間が長くなればそれだけ離婚の可能性が高まります。気持ちまで離れないように定期的な話し合いを設けるようにしましょう。

長期的な別居

離婚を目的としている場合は期間を決めずに離婚が成立するまでとなります。一緒にいてもどうしようもない関係なら、別居をしてしっかりと離婚に向けて考えたほうがいいでしょう。

別居を始めるときは理由をはっきりと伝えます。お互いが同じゴールを目指していないと無駄な別居になりかねません。夫婦を続けられないこと、一緒には住めないこと、離婚を考えていること、これらをしっかりと理解したうえで別居を始めます。

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