離婚の条件はどうやって決めていくか

離婚条件を決めていく流れ

離婚条件の流れ

離婚条件を整理する

離婚の条件は今後の人生を大きく左右します。元婚姻者のことはきっぱりと忘れて新しい生活を不自由なく過ごしていきたいものです。そのためには非情になって離婚を進めていく決心が必要となります。

自分にとって必要なものはなんなのか、なにを求めているのか、それらの優先事項をハッキリさせながら整理していきましょう。金銭面だけではなく子供のことも含まれます。離婚したら困ること離婚後の生活を考えるを参考しながら、条件を決めていきましょう。

実際に生活している様子を想像しながら考えると条件の取りこぼしを防げます。思いついたことは忘れないようにメモに残しておきましょう。

優先順位をつける

離婚条件の優先順位

ある程度、条件が出揃ったら優先順位をつけていきます。自分の希望が全て通ると思うのは甘い考えです。相手側にも条件はあるので折り合いをつけながら調整していかなければいけません。

なるべくなら通したいこと・多少の譲歩はできること・絶対に譲れないこと、このように分けて考えていきます。特に「絶対に譲れないこと」は重要です。他の条件は全て破棄されてもいいからこれだけは通すという意志の強さが必要になってきます。子供の親権者問題などが該当します。

優先順位をつけておかないと、いざ話し合いを始めたときに相手の出方に翻弄されてしまい、大切なことがうやむやにされてしまうこともあります。方向を見失わないためにも優先順位は大切になってきます。

話し合いを始める前に

先ほども言ったように相手側にも条件はあります。相手との相違点があるほど話し合いは長引きます。「絶対に譲れないこと」同士がぶつかると協議だけでは解決できずに、調停・裁判へと発展することが多いですね。

相手がどういった条件を出してくるか、相手の優先順位も含めて予測しておくのが無難です。どう考えても無理と思える条件を言い張るのは賢明ではありません。ある程度の譲歩はやむをえません。子供と一緒に住みたいのであれば監護者になって親権は相手に譲るといった方法もあります。今一度、考えを改めてみましょう。

話し合いへ

条件が決まれば残るは話し合いです。離婚したいほどの相手なのですから怒りや憎しみが湧き出てくるのは仕方ありません。だからと言って敵対心を持って挑むのはいけません。グッと我慢です。自分にとって良い条件を通したいなら穏便にすませるつもりでいきましょう。

相手の人格を否定するのではなく「夫婦としてはやっていけない」と伝えることが肝心です。そのスタンスを守らないと、話し合いのつもりがいつのまにか喧嘩になってしまい、交渉どころではなくなってしまいます。自信がなければ一度、交渉術を勉強してみるのも良いと思います。

知人に入って貰う方法もある

知人に話し合いに参加してもらうのも一つの方法です。自分が信用している人物であることはもちろん、相手からも信用のある人じゃないといけません。勝手に決めると、前もって相談しているのではないかと疑われてしまう恐れがあるので、知人に参加してもらうことは相談して決めましょう。

スムーズな
条件提起

条件には上限と下限の幅を持たせておくことを忘れないでください。その幅の中で交渉します。
大抵の場合は下限のほうで決着がつくと考えておいたほうがいいでしょう。払うものも奪われるものも最小限に抑えたいと思うのが心情です。ここで意固地になってしまうと話し合いはいつまでたってもまとまりません。
そのためにも下限の線引きをよく考えて決めましょう。

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